1947-11-27 第1回国会 参議院 鉱工業委員会 第20号
そうかといつて單に諮つてというような意味の諮問機關ではないのでありまして、その點は、これはまあ專門的な法律學者がどういう工合に解釋されるかどうか知りませんが、私なんかの素朴なる考えからいえば、これはもう素直に決議機關と諮問機關との中間のものである、このように考えております。
そうかといつて單に諮つてというような意味の諮問機關ではないのでありまして、その點は、これはまあ專門的な法律學者がどういう工合に解釋されるかどうか知りませんが、私なんかの素朴なる考えからいえば、これはもう素直に決議機關と諮問機關との中間のものである、このように考えております。
その議案の中に法律をも當然含むという解釋を廣くいたして、今大臣の御答辯のような趣旨もあるのでありますが、法律學者の中には、議案の中に立法の發案權が含むと解することはむりである。國權の最高機關である立法府においてのみ立案すべきであるとさへ言われておるほどの問題であるのであります。從つて今日農林常任委員會が開會中であり、ただいま申しましたように、ここにマイクはありません。
できるだけ議論を好まない意味において、御答辯をする必要がないようなお言葉でありましたが、實際はこの法人の不法行爲能力というものは、學説の上では非常に議論の存するところでありまして、國家は殊に一つの法規範體系であるというような、新カント派の法律學者が主張するような立場を是認いたしますると、國家というものは不法行爲はできないのである、況んや犯罪をや。